エフ・マリーン株式会社
大葉(青じぞ)の効能
古来より親しまれている薬草
「中国の三国時代に蟹を食べてひどい食中毒にかかった少年がいた。肌の色は紫色に変色し、死に直面していたが、旅の名医が大葉(青じそ) を煎じてのませたところ命が蘇った。そこでこの葉は”紫蘇(しそ)”と名づけられた」という話からもわかるように、古来より薬草として親しまれてる。
日本においても、奈良時代の文献に、朝廷の内善所で青紫蘇を栽培し、実を薬用として献上していたことがのこさている。
効能
成分にはビタミン類、ミネラル類が多く含まれる。また大葉(青じそ)には、抗酸化物質が多く、その有効性として、アレルギー抑制、抗菌作用、防腐作用、ダイエット効果、美肌効果、血液サラサラ効果、貧血・不眠や夏バテ解消、整腸作用、利尿作用などの効能があるといわれている。
注意すべき含有成分
αー リノレン酸、ロズマリン酸、クロロフィル、βーカロテン、ペリルアルデヒド、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2
抗酸化効果とは
抗酸化(血液さらさら)効果とは、体内で活性酸素が高まると、体は傷つき錆ついていく。その活性酸素から、体を保護してくれる役割が抗酸化効果といわれる。大葉(青じそ)の成分の中では、αーリノレン酸とβーカロテンが大きな効果を発揮する。
α-リノレン酸
多価不飽和脂肪酸のひとつで、体内では合成されない。体内ではEPA⇒DHAと代謝されるため、これらの機能を併せ持っている。EPAは閉塞性動脈硬化症や高脂血症の治癒薬として厚生省の認可を受けており、血小板の凝縮抑制、血栓の溶解、血管の拡張効果があるため、血流が良くなる。免疫抑制効果があり、アトピーとや花粉症、アレルギーの改善効果があると報告されている。
体内では合成されないため、食品から摂取しなければならないが、通常の食生活では、不足しがちである。
ロズマリン酸
しそ科の植物に多く含まれるポリフェノールの一種。
麦芽糖をブドウ糖に分解させる酵素、アルターゼの働きを阻害し、ブドウ糖に分解させない。麦芽糖のままでは、血中に吸収されず、尿となって対外に排出される。
クロロフェル
体内に吸収されるとヘモグロビンに変化するため、造血効果ならびに血流改善効果が期待される。毒性の強いものに特異的に吸着する性質があり、小腸にたまっているダイオキシンなどの環境ホルモン、有害金属などに吸着し、排出する効果がある。
クロロフィルは、食物繊維の数千分の一の小ささのため、食物繊維では入れなかった、小腸の谷間へ入っていく事ができる。
β-カロテン
抗酸化効果は、ビタミンCの1000倍。
大葉(青じそ)には、ニンジンの1.3倍のβーカロテンが含まをれている。
夜間の視力の維持助けるとともに、粘膜を強化して免疫力を高めるため、風邪予防などに威力を発揮する。
ガン予防にも効果的であると考えられている。